完成検査終了証ってどんな書類?|行政書士がわかりやすく解説します。

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桑野 良雄
桑野 良雄

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完成検査終了証ってなに?

完成検査終了証という書類を皆様は耳にしたことがあるでしょうか?
よく運輸局に出入りしている方ならご存じかと思いますが、一般の方には聞きなれない言葉、書類であると思います。
ほぼ電子化されてしまい、紙で発行されていることもほとんどありませんので、実際の紙を見たことがないという方も多いと思います。
今日は完成検査終了証とは何か?をお話したいと思います。

完成検査終了証と型式指定

前回のコラム「型式指定自動車って何?」のところでも少し言葉として出てきましたが、完成検査終了証とは、自動車メーカーが、製造した自動車が国土交通省の定める保安基準に適合していることを証明するために発行する書類です。
メーカーの申請を受けた国交省は、新車サンプルを審査し、保安基準に適合していることを確認、その型式を指定します。この「型式の指定」をされた車は、以後メーカー自身が検査し、発行する「完成検査終了証」によって、保安基準にきちんと適合していることを証明しているのです。つまり、国とメーカーが相互に審査し、安全性を確認し合った上で、何とか車一台一台を検査するという手間、コストを省いていこうとするシステム運用の結果なのです。

完成検査終了証の役割

完成検査終了証の一番の役割は「メーカーによる検査が既にされていることを証明する」ことにあります。この書類があることによって、「国による型式指定がなされていること」「メーカーによる検査がなされていること」を書類上で証明し、各運輸支局において一台ずつ検査をすることなく、書類のみでスムーズに車を登録することができるようになっています。
自動車ユーザーにとっても、わざわざ平日に持ち込み検査をしなくて済むため、大きなメリットとなります。

完成検査終了証の有効期限

検査側とユーザー側の両方にとってメリットの大きい「完成検査終了証」ですが、有効期限が存在しています。車は時間がたつと部品が劣化したり、改造されたり、保管中に何らかの損傷があったりと、何らかの理由で状況が変わってしまいます。また、制度そのものが変わってしまい、完成時点の法では適合していたが、法が変わったため適合しなくなった、ということもあり得ます。「完成時点では保安基準に適合していた」という証明をいつまでも有効としておかないために9カ月という有効期限が設けられています。

有効期限が切れてしまった場合はどうするの?

完成検査終了証の有効期限が切れてしまっている場合でも、車そのものには問題はないので、車については何もすることはありません。ただ、登録の際に「完成検査終了証」が使えなくなるため、新車であっても運輸支局に持ち込み、検査ラインを通し、保安基準に適合していることを証明しなければなりません。車の持ち込みは、そのまま現車に乗ってくるわけにもいかないので、結構な手間となります。できれば有効期限内に登録を済ませてしまいたいところです。

完成検査終了証の電子化

また、完成検査終了証は、今ではほぼ電子化されていますので、書類として見ることはなくなっています。以前はあったのであろう汚損や破損、紛失などで起きる再発行、再交付の手間がなくなっている反面、有効期限などに気づきにくく、運輸支局に行って登録手続きを始めて、そこで有効期限が切れていることに気が付くケースもたまにあります。登録に時間がかかってしまうと、その分だけ納車が遅くなりますので、気を付けておきましょう。

まとめ

以上、新車の新規登録にはつきものの「完成検査終了証」についてお話しました。制度そのものは非常に便利な制度でありますが、少し昔にはメーカーによる車の性能の偽装事件などもあり、制度の根幹である信頼を揺るがす事態となりました。車の安全性を担保しつつ、納車までの手続きをスムーズにしているよいシステムだと思いますが、せっかくのいい制度でも、こうして悪用されてしまうと「悪い制度」とされてしまいます。こうしたことのないようにしていきたいものですね。、

大阪で車庫証明、車やバイクの登録、名義変更などのご依頼は行政書士桑野良雄事務所へ。

行政書士は身近な手続きや許可申請を役所に代わってわかりやすく説明し、代行するプロフェッショナルです。自動車やバイクについても様々な許認可、検査があって安全に公道を走れるようになっています。また、自家用で使うだけではなく事業などで使う場合には、更に申請が難しくなり、時間と手間がかかることになります。もちろんご自身でできる申請であれば問題ありませんが、書類を扱うことに不安がある方や、平日に時間の取れない忙しいビジネスパーソンにはなかなか時間的にも厳しいところがあると思います。是非一度、お近くの行政書士にご相談してみることをおすすめします。

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